2011年6月20日(月) 18:45~ TOHOシネマズ川崎3
料金:0円(シネマイレージカード ポイント利用) パンフレット:未確認

『127時間』公式サイト

崖の隙間で岩に手を挟まれ動けなくなった男。
まるで「オープン・ウォーター」や「フローズン」のような設定だが、あちらはホラーテイストに対して、こちらは実話をベースにした人間賛歌だ。

ホラーで無いので、鳥が襲い掛かるとか虫が襲い掛かるとかの描写は無いので、どうやって間を持たせるのか、過去シーンでも大量に入れるのかと思っていた。実際、予告でのお姉さん二人を案内しているのは、過去シーンなのかと思っていたし。

実際のところ、過去シーンの扱いは、まどろんでいる時の回想シーンであり、短く効果的な使い方だ。主人公の真情の変化に合わせて、効果的に使われているので、全体として間が持たないところは無く、グイグイと見せてくれる。
ちなみに、予告でのお姉さんたちへのガイドは、事故に遭うほんのちょっと前。
あと'Whoops!'は、挟まれた瞬間に出した言葉かと思っていたが、その瞬間はそんなに余裕かましていなかった。もっと別のところで、「なるほど!」というところで使われている。

クライマックスは、「ソウ」のアレより肩に力が入る。スプラッタと違って笑いに昇華できない。
途中、色々試行錯誤するので、壊死作戦でポキッ狙っているのかとも思ったが、甘かった。
気の弱い人は、目を瞑っていよう。
上映終了後、「気を失った。」とか語っている人いたし。

関係ないけど、「ブラック・ジャック」で、山の穴で手の抜けなくなった男のエピソードがあったような気がするのだが・・・。
(「ブラック・ジャック 127時間」で検索したら、「ブラック・ジャックへよろしく」127話無料配信の情報入手。「海猿」に続き、太っ腹な先生。)

お勧め度:☆☆☆★ 生命力度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★