2011年5月28日(土) 18:30~ TOHOシネマズ日劇3
料金:1250円(有楽町のチケットフナキで前売り券を購入) パンフレット:未確認

『アジャストメント』公式サイト

フィリップKディックと言えば、「ブレード・ランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」「NEXT」とSFアクションだ。外れも多いけど。

そして、お猿さんが走っているポスターは、ジェイソン・ボーンを彷彿とさせる。監督は、「ボーン・アルティメイタム」の脚本家だと!?

条件は、そろった。「時は来た!それだけだ!」

と、ところが何と、マット・デイモン近作「ヒア・アフター」に続き、男女の運命の出会いがテーマなスピリチュアル映画だったぜ。

地球の運命を修正し続けてきた連中(天使みたいなもの)は、一人の男の純愛に負けて、その使命を放棄した。しかし、運命の調整が失敗したので、マット・デイモンが大統領にならないことになり、地球の平和は続かないだろう。と、推定。

何もかも放棄しての終了が、逆に潔い感じのした「NEXT」より、予想できるが安易で、しかし将来が見えてこないという結末が酷い。

天使(本人たち曰く、みたいなもの)は、リングでなくシャッポを頭にのせる。しかもスーツ姿の中年以上で、老人率高し。飛鳥了のような両性具有と思えず、明らかに男。ガブリエル議長の性別は不明。

それにしても何故、記憶を部分消去できないのだ?

お勧め度:☆★ 天使度:☆☆ 俺度:☆☆