2010年12月31日(金) 19:00~ シネセゾン渋谷
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:700円(買っていない)

『キック・アス』公式サイト

これを観ないと年を越せない。2010年のベスト10を選出出来ない。
ということで、本年最後の劇場鑑賞に、正月映画最高の期待作を選出。

前半の笑いがパワー不足で、少しグタグタ感が気になったが、後半に一気に巻き返して、とても満足の行く作品であった。後から考えると、前半の少しグタグタした感じは、逆に後半にいい効果を与えたような。
しかし、「マチェーテ」「オーケストラ」を抜くことが出来無かったのが残念だ。

キック・アスの中の人が、美人のケイティとゲイ疑惑を解消させた途端、男女の仲が上手く行ってしまうこと。ちょっと早すぎないか。中の人が少しカッコ良くなっているとかなら兎も角、ほとんど変わっていない状態のうちに。キック・アスが活躍する(中の人が男気を見せる)のそもそも最後の最後だぜ。

ここを納得させてくれれば、何の文句も無かったのに。

ヒット・ガールのクロエ・グレース・モレッツちゃんは、何も言うことは無い。素晴らしすぎる。シェリー・カーリーを演じるようになってしまったダコタちゃんに替わっての、今後のエース少女役者だ。もう13歳だけど。

ニコラス・ケイジのビッグ・ダディが娘のヒット・ガールに、「ジョン・ウーが最初に監督した映画は?」との質問が個人的にツボ。「カラテ愚連隊」。ご名答。

それにしても、ヒット・ガールは何人殺したのか。すべては、ニコラス・ケイジの英才教育の賜物。
コメディというより、「ダークナイト」にテイストが近い重みのある作品だったりもする。

お勧め度:☆☆☆★ ヒット・ガール殺人度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆