2010年8月15日(日) 18:15~ ヒューマントラストシネマ渋谷2
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:600円(買っていない)

『ゾンビランド』公式サイト

ゾンビ映画史上最高の興行収入!公開週第一位獲得!輝かしい記録のゾンビ映画はコメディだ。
有名な役者は、最年少のアビゲイル・ブレスニンしか出ていない!
と、思ったらビル・マーレーが本人役で登場。

引篭もりの青年が、ルールに従うことで、ゾンビだらけになった世界を生き抜いているが、実家に戻ってみようとし、途中知り合った不良のオッサン、詐欺師の姉妹と行動を共にするロード・ムービーでもある。

ビル・マーレイが出るまでの前半は少しグダグダで、あまり景気のいい笑いは無い。
ビル・マーレイが出てからの後半は、快調に話が進み、手に汗握る(?)爆笑アクション巨編となる。

ゾンビは、高速系の奴であるが、「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「28日後」ほどは敏捷でなく、ゾンビ前の能力を踏襲している程度なので、戦闘能力がかなり高ければ、多くのゾンビを一人で殲滅可能である。実際、不良オヤジは200体くらいを銃二挺で殲滅し、館内では「カッコいい!」との女性の賞賛の声が。

ゾンビの造型は、顔面の一部が欠けたりの奴はいないが、顔色が悪くなっており、口からは肉片を垂れ流し状態なので、まあゾンビと判るレベルだ。

ビル・マーレイは、生き延びるために自らゾンビメイクをしている。そのまま外に出ても、仲間だと思うらしく、うまく誤魔化せて襲ってこないそうだ。悠々とゴルフのラウンドをこなしたとのこと。

後半は、ハリウッド近郊が舞台となる。著名な人間であげられる名前は、トム・クルーズとボブ・マーリーとエドワード・ヴァン・ヘイレン。
ハリウッドでねぐらを探そうとビバリーヒルズに来るのだが、トム・クルーズ邸はBランクだそうで、折角だからAランクを借りようと。BMという家に入り、ボブ・マーリー邸かと思ったところ、ビル・マーレイ邸だった。ヴァン・ヘイレンに関しては、ビル・マーレイから「ゾンビだった。」と名前が出てくる。

落ちこぼれていた四人が、擬似家族を形成する感じの爽やかな終わり方。
状況はかなり違うが、「ショーン・オブ・ザ・デッド」も、そんな感じだったな。

4人が仲良くなって終了で、ゾンビのいない場所にたどり着いた訳で無いので、続編を作るのは可能、容易に製作が想定される。その場合、4人のうちで一番有名かつ名優のアビちゃんは、オファーを受けるのだろうか。

ちなみに、単純な俺としては、ブリティッシュな「ショーン・オブ・ザ・デッド」より、アメリカンなこっちのほうが好み。

ロックは、単純なアメリカンより奥行きのあるブリティッシュのほうが好きだが。

話は関係ないが、朗報!世界で屈指に気の狂っている作品「エル・トポ」が、9月25日から公開だ!

お勧め度:☆☆☆★ 高速ゾンビ度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆