2010年5月9日(日) 20:50~ TOHOシネマズ川崎3
料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:未確認

『運命のボタン』公式サイト

本国で大コケと聞いていたが、さもありなん、こいつは、トンデモ映画の範疇だ。

ある日、キャメロン・ディアス夫人の3人家族の玄関先に、早朝、箱が届けられる。ボタンのついた謎の箱が入っており、17時に説明に来ると言う。いかにも怪しい男が説明に来る。「ボタンを押したら100万ドルやる。ただし、見知らぬ誰かが不幸になるぞ。その覚悟はあるかね。」
息子の学費も捻出に苦労していると語るキャメロン・ディアスだが、かなり立派な家に住んでいて、亭主はコルベットに乗っているので、金が無いとは思えないのだが、金に困っているということで、ボタンを押してしまう。
それから、怪しい出来事が、彼らに降りかかる。さて・・・

スリラーな作品なのだが、何らかの伏線になるのかと提出されたネタが、ことごとく後で説明も無く、無視される始末。、何がなんだかわからない、何も解決しないまま、テキトーに終わってしまった。舞台が1976年である必然性もわからないし。

まさか、夢オチ、あるいは、集団スト○カー状態なので統失ネタなのかと思ったりもしたが、シャマラン系だった。

しかも、説教臭い印象が強い。「自分のことばかり考えていると人類は滅びるよ」と。

怖い内容のはずなのだが、チンタラした緊迫感のない演出なので、とても眠かった。

最後の選択の時に流れる、感動的な音楽が、本作への怒りを助長する。

割と評判の良かった「ドニー・ダーコ」(未見だが)の監督の作品なんだが、残念な結果に終わってしまった。

お勧め度:☆★ 説教度:☆☆☆★ 俺度:☆★