2009年12月17日(木) 18:15~ チネ11
料金:1300円(TSUTAYA川崎店で前売りを購入) パンフレット:600円(買っていない)

『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』公式サイト
何故かもうひとつサイトがある。こっちのほうが内容が充実。

国粋主義的アナクロアニメ、突然の復活。

製作の西崎のおっさんと原画の松本零士の間で悶着があったり、西崎のおっさんがパクられたり、続編の製作にあたって多難な歩みだったヤマト。企画より15年たって登場。

相変わらず日本人以外のクルーは乗船していなく、巨大な敵はヤマト単体で迎撃するというヤマトワールドなんだが、なんとキャラクターの顔のイメージが変わってしまった。
これというのも松本零士との仲たがいのためだ。真田さんはイメージ通り、古代は許容範囲、佐渡酒造とアナライザーは、ほぼそのままなんだが、新キャラクターの容姿が「○×の法」なイメージ。

しかも、メカはCG活用と戦闘シーンに異常に力を入れている時間をかけているのだが、逆にキャラクターが生きていない。まるで、エメやんとかマイケル・ベイの作品のキャラクターだ。

特攻は付き物のヤマトだが、今回も物凄く大盤振る舞いしてくれるので、バカらしくなってくる。しかも最後は、態々危険を冒して助けた実の娘が乗船しているのに、古代の野郎は特攻もどきするし。さすが慎太郎原案。

雪(古代嫁)が行方不明のまま、悪役との決着もつかず、で終了するのだが、なんと第一部完だった。
ま、第二部も付き合ってやるよ。この客の入りでは製作は厳しそうだが。

ちなみに悪役も、「○×の法」の団体のアニメのイメージ。言ってしまえば、映画全体が「仏○再○」なイメージ。

移民な話でもあるが、日本人以外も移民対象だったようだ。ヤマトでの未来には日本人しかいないのかと思っていたんだが。

THE ALFEEとかいうものに関しては、コメントを控えたい。

それにしても、クルーが相変わらず日本人だけというのは、アナクロすぎるだろ。
確かに怪獣や宇宙人、恐竜帝国などの先住民族は、日本を攻撃し、ショッカーも幼稚園のバスジャックなど日本主体で活動をしてきた事実はある。(日本が襲われやすいのは、地政学的な意味合いだったか理由がある。出典「スーパーロボット大戦」)
しかし、科学特捜隊もウルトラ警備隊も世界組織の一部であったし、ゲッターロボにはテキサス・マックというアメリカの仲間がいて、兜甲児は留学したし、本郷猛はショッカー・スイス支部との戦いに出向いた。
もう少しグローバルな視点を持てよ。慎太郎。

光子力研究所のようにバリアがパリンと割れるのはうけた。

お勧め度:☆☆ 特攻度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆★