2009年11月3日(火) 19:45~ TOHOシネマズ川崎8
料金:0円(1ヶ月フリーパス) パンフレット:700円(買っていない)

『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』公式サイト

フリーパス鑑賞5本目。

50過ぎのメタル野郎のドキュメンタリー。カナダのバンド「アンヴィル」を率いる。若い頃はそれなりにも注目され、1984年には日本の野外ライブで、スコーピンズ、ホワイト・スネイク、ボン・ジョヴィと競演。
現在でも、メタリカやガンズのリスペクトを受けている。しかし、バンド自体一般的には、泣かず飛ばず。普通の人より昔のロックに詳しい俺でさえ聞いたことのないバンドだ。
尊敬するマイケル・シェンカーからは挨拶しても「?」の始末。フライングV愛用しているのに。

30年もバンドを続け、ヨーロッパツアーを失敗しながらも、今またアルバムを出そうと奮闘する。不屈の闘志に感動するも、滑稽でもあり、オヤジ二人の友情やその家族の愛情に泣け、世界一のロックの聴衆である日本人の温かさを誇りに思う出色の作品だ。

俺は、ロック野郎であるが、メタリカなどメタルは苦手。幸いこの作品はライブなどが中心でなく、オッサン二人の言動が主題であるので、苦手な曲を我慢して聞く必要がほとんどない。
ある熱い男たちのドラマとして、ロックの苦手な人にもお勧めだ。

公開劇場が少なく、ここ川崎でも1回のみの上映。期待の薄さが伺われるが、劇場は99%満席だった。前方にわずか4,5席の空き。何か我がことのように嬉しい。いや、もっと拡大公開しろ!

まったく無視状態のベースとサイドギターは、普段何をして飯を食っているのかということが、とても気になる。

「笑いと感動の映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』、何故、アンヴィルだったのか」必読記事!

お勧め度:☆☆☆★ ロックン・ロール度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★