2009年7月24日(金) 17:20~ シネマヴェーラ渋谷
料金:0円(二本立ての二本目)


ルパン三世 念力珍作戦 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD



シネマヴェーラの「劇画≒映画(げきがニアイコールえいが)」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
ルパンが目黒祐樹、次元が田中邦衛、銭形警部が伊東四朗というまさかのキャスティングで送る実写版。ちなみに五エ門は出演しません。当時超能力ブームだったからという理由だけで付けられたタイトルといい、途中挿入される謎のグループ(ぴちぴちの皮の衣装を着てます)による歌のコーナーといい、やりたい放題やってます。
<引用終り>

そのキャスティングの怪しさから存在自体は有名な実写版。
最初の劇場公開は封印映画「ノストラダムスの大予言」との二本立て。某渋谷のバーのその世界(どの世界だよ?)で有名なオーナーは、「当然、公開当時に二本観たよっ!」と胸を張る。威張ることじゃないのだが。

が、映画の中身は悲惨だ。
作った連中からの、洒落たものを作ったと自信が漂ってくるのだが、それは大いなる勘違い。クスリとも笑えない、すべるギャグばかり。見ているほうが、頬を赤らめてしまう。
本当に一回も笑えなかったぞ。しかも、失笑もできずだ。

ミスキャスト云々でなく、それ以前の問題。脚本、演出、演技、すべてにキレがない、極めて退屈な作品である。

折角の伊藤四郎先生なのに・・・

お勧め度:☆ 笑えず度:☆☆☆☆ 俺度:☆