2009年4月25日(日) 21:15~ TOHOシネマズ川崎1
料金:1200円(レイトショー) パンフレット:未確認

『グラン・トリノ』公式サイト

先生の作品が、連続して公開されている。戦争二部作もそう遠くない作品で、多作な印象があるが、主演をかねたのは、「ミリオン・ダラー・ベイビー」以来。

「頑固一徹しかも偏屈で実の家族に疎まれている人種差別主義者の田舎の白人」と「東南アジアの一家の子供」との擬似家族愛物語だ。
主人公のキャラクターと設定は、微妙に「ミリオン・ダラー・ベイビー」のそれに被るものがある。

「ミリオン・ダラー・ベイビー」が紛れも無い傑作であるように、本作も紛れも無い傑作。
そして、本作にも究極の選択がある。

何を書いてもネタばれになりそうなので、本筋と関係の無いことを。
頑固一徹しかも偏屈の割には、イタリア人の床屋とは軽妙な掛け合いをするなど、実は面白い爺さんで、意外と笑わせてくれる。
身体能力の高さも特筆もの。チンピラなんぞ、軽くボコボコにする。

ちなみに「グラン・トリノ」とは、72年のフォードの車。主人公の爺さんが大切にしており、物語のキーアイテムだ。

お勧め度:☆☆☆☆ 頑固一徹度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆