7月9日(水) 21:15~ TOHOシネマズ川崎1
料金:1200円(レイトショー料金) プログラム:600円

『奇跡のシンフォニー』公式サイト

原題は、'August Rush'。タイトル見た時、「何だこれ?」と思ったが、劇中の主人公の芸名(?)だった。

日本語のタイトルは、それだけで最後のシーンが想像できる。ベタなタイトルだぜ。

予定調和的でご都合主義の如何にもハリウッド的なメロドラマだ。(ニューヨーク・ロケだから、正確にはハリウッド映画では無い。実際、監督も「ハリウッドと異なり・・・云々」と言っている。アメリカの伝統的な映画の総称としてのハリウッドと捕らえてください。)
シンフォニーとあるように音楽映画なんだが、名作「once ダブリンの街角で」と正に対極にあるような作品。

決して貶している訳でない。
多くの登場人物が出てきて、それぞれに役割を与え、ストーリーに膨らみと盛り上がりを与えている、古典的な小説のような大メロドラマ。いわば大昔のアメリカ映画。こういう作品も、やはりいいな。少し泣いてしまったぜ。涙を堪えたので肩が震えた。

ブルース・スプリングスティーンのバラードみたいな曲(父親)とクラシックの演奏(母親)が、妙にシンクロというかコラボというかする場面(および曲)があり、音楽も良く出来ていた。

いずれにせよ、音楽の才能のある奴は羨ましいよ。

お勧め度:☆☆☆☆ ロビン・ウィリアムス悪人度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆☆