6月15日(金) 20:10~ 三軒茶屋中央劇場
料金:1000円(ラスト1本割引) パンフ:非売
これも一種のロードムービーか?自殺未遂したゲイの学者。その姉。姉の亭主である、さえない説法師(なのか?)。無言の行を決め込んでいるその息子。ミスコン(U10くらい?)を目指す幼い娘。娘のミスコン対策でダンスのコーチをしている爺さん(教授の父親)。といった決して仲よろしくない変な親族一行が、娘のミスコン参加に、全員で遠路はるばる出かけていく。
当然、家族再生の物語だろうと思って見てはいるのだが、これがシニカルなコメディなもんだから、そんなあまっちょろいストーリーではない。クライマックスは、ミスコンな訳で、当然失敗するのは目に見えているのだが、それが予想を遥かに超える。そこでの、全員のヤケクソで、家族が一致団結する様は、清々しいものがある。
アラン・アーキン演じる爺さん、最高に変態なんだが、結果的に、家族の再生に一肌脱いで役に立ったな。
涙を流せるような感動はないが、久しぶりに、「見てよかった」作品にあったぜ。
お勧め度:☆☆☆★ 催涙度:★ 俺度:☆☆☆☆
アラン・アーキンと言えば、「ブルージーンズ・ジャーニー」という、タノキンな映画タイトルの名作があるのだが、まったくもってDVD化されていない。極めて残念なことである。
すでにDVDが出ていた↓