2014年9月27日(土) 16:20~ TOHOシネマズ川崎1
料金:0円(シネマイレージカードポイント利用) パンフレット:未確認


優しい「バタフライ・エフェクト」

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』公式サイト

暗い所に入り、拳を握りしめ、行きたい過去を念じると、そこにたどり着ける男。戻る場所は同じ暗い場所。クローゼットだったらクローゼット。
そして、うまい具合に、ドクのタイム・マシーンと異なり、同じ時間帯に、二人が存在することは無い模様。

「バタフライ・エフェクト」は、過去に戻ると凄い勢いで、現在までのシーンに戻ってくる。つまり、人生をやり直していたが、こっちは、過去でちょこっと活動した後、現在から来た暗い場所で現在に戻ってくることが可能。すなわち未来には行けないとのことだが、過去から現在に戻ってくることはできる。

そして過去でちょこちょこ行ったことは、自分の人生には大きな影響が無い。
主人公の男は、レイチェルを恋人にするために、何度か過去に戻り奮闘する。見事に、恋人にもなり結婚もするのだが、DVの被害にあっている妹を助けるために、レイチェルと出会う前の過去に行く主人公。戻ってきても嫁はレイチェルだった。

しかし、娘だった子供が、息子になっている。親父(主人公の一族の男は、皆タイムトラベラー)曰く、精子に関しては、どーたらこーたらで制御がどうのこうのなので、子供が生まれる前の過去にダイブすると、子供への影響は避けられないとのこと。

何もかも都合のいいタイム・リープ能力の中での、この唯一の欠点が、主人公の最後の決断、その後の人生の捉え方に影響を与える。

レイチェルも相変わらず可愛いしで、「バタフライ・エフェクト」の切ないと異なる、優しいハッピー・エンドだ。

ビル・ナイのおっさんが珍しくいい人。

昔好きだったこの娘とロンドンで再開し、誘惑されるも振り切った主人公は、よく頑張った。

再開でドジ踏んで、何度か再開をやり直すから下ごごろあるのかと思ったよ。
浮気したところで、その前に戻れば、決してばれないし。

お勧め度:☆☆☆★ ビル・ナイ度:☆☆ 俺度:☆☆☆★