2013年9月6日(金) 19:00~ ヒューマントラストシネマ有楽町1
料金:1000円(ハッピーフライデー) パンフレット:未確認


正しい古典的ロマンティック・コメディ

『タイピスト!』公式サイト

ヒロインが、いまいち可愛くないことを除けば、すべてにおいて正しい、アメリカ産MGMミュージカルのような、古典的なロマンティックコメディ。
幸せな気持ちにさせてくれること請け合い。

典型的ないけ好かない悪役の男、ナイスガイの友人、ステレオタイプな配役がいい。

そして、昔の古典には出ていなかったような、友人の嫁の存在が、物語に深みを与えた。いいキャラクターである。
(「雨に唄えば」の印象が強いのか、友人というのはモテナイ男設定という思い込みがあり、嫁や恋人の存在の記憶がない。)
男主人公の父親も、ナイスなキャラクター。

大正義USA代表がとる姑息な手段は、フランス映画としてのUSAへの嫌がらせ?

が、ブーイングしていたアメリカ人の観客は、最後はスタンディング・オベーションする潔さ。
まあ、その昔ソビエト連邦の政治家や軍人もロッキーごときの説教に万雷の拍手で応えていたのだが。

お勧め度:☆☆☆☆ ハッピー度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆