2012年4月1日(日) 17:40~ TOHOシネマズ川崎2
料金:1000円(映画サービスデー) パンフレット:未確認

『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』公式サイト

1960年代、黒人公民権運動やキング牧師の頃、ミシシッピ州の黒人メイド(ヘルプ)の現実を、インタビューを通じて世に知らしめた若い大学卒業したばかりのジャーナリスト志望の娘の話。

主演の娘役エマ・ストーンが、目が大きくて、少し離れているというアマンダ・サイフリッド的な容姿で可愛い。
(所謂カエル系。相武紗季、田畑智子など)
何者かと思ったら、「ゾンビランド」でのちょっとビッチな感じの小娘だった。

人種や世代の違いを超えた女の友情の話だ。

勧善懲悪的な終わり方思いきや、結局主役級のメイドは、クビになってしまう。結構辛らつだ。
しかし、道を真っ直ぐ歩んでいく終わり方が、ありがちだがいい。終わりじゃなくて始まりだ。

エマ・ストーンに紹介された男、酔っ払って罵声を浴びせるので、エマ・ストーンは怒って帰ってしまう。
しかし、その後謝罪にきたその男、そんなに悪い奴じゃない。
いい感じでつき合うようになった二人だが、本の出版をなじり破局。結局、矮小な奴だった。
と言うくらい、完璧に男不在の女性映画だ。主役級メイドその2の亭主は最終的に捨てられるし。
少しましなのは、セレブ気取りに無視されている派手女の亭主くらいだ。派手女は、実は人格者なんで、それを見初めたあの男は、本作唯一のナイスガイである。

しかし、セレブ気取りの友人にも苛められず、よく最後まで活動できたもんだ。バレもしないで。パーティーなんか平然と出席しているし。彼女が、ほとんど苦労していないのが、本作の弱点か。

悪役の母(昔のキャリー)といい、主役の母といい、妙なところで重要な役どころをはたす。

お勧め度:☆☆☆★ 男矮小度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆★