2011年12月31日(土) 16:55~ シネ・リーブル池袋1
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:未確認

『宇宙人ポール』公式サイト
(キャスト/スタッフの紹介がスクロールしない・・・。)

これを観なければ年を越せないということで、イギリスの親友コンビの新作コメディを。

ETのようなスターマンのような第9地区のようなSUPER8のような異星人の帰還を助ける話だが、本作の異星人ポール(グレイ顔)は、地球に墜落以来50年ほどの間、地球の政治文化科学技術に貢献してきたらしく、スピルバーグの「ET」にも助言を与えている。知識での貢献は、ついにネタがつき、彼の治癒能力とテレパス能力、透明化能力の秘密を究明するため脳解剖が行われるという危機的状況から、からくも脱走。イギリスのオタク親友コンビのレンタルトレーラーハウスに押し入り、宇宙からの助けがくるまでの逃避行を行う。

キャラクターが生きている期待通りの間抜けな映画。
容易に予想のつく感動させたいシーンも、間延びして湿っぽくしていないので文句無い。
最後の余韻の無いすっ呆けた終わり方もいい。

ポールとスピルバーグの電話での会話の回想シーンは、スピルバーグ本人の声とのこと。
シガニー・ウィーバーが、「ギャラクシー・クエスト」以来の、大物らしからぬ役。こんなオファー受けるなんて素晴らしい人というより、よっぽど好きなんだろうな、こういうこと。

円盤との通信に使う花火の名前が、「未知との遭遇」だったのだが、ただの連発花火で、そんなイメージは無かった。そんな花火が299ドルもするというのは、そういうものなのか。

で、「未知との遭遇」級の円盤登場かと思ったら、流石にそこまで巨大な豪華絢爛なものは来なかった。

しかし、ポールのファーストコンタクトの少女(今は、老婆)を、円盤で連れて行くという「未知との遭遇」オマージュシーンあり。
他にも、「ET」のオマージュシーンや、細かいパロデイも豊富。細かいものに関しては、きっとパロディなんだろうと想像しただけなので、元ネタは判らない。空手の少年は、何かで見た気がするのだが・・・。

それにしても、地球の政府は異星人に友好的でないですな。MIB経由で正規の移民手続きをしていないからか。

お勧め度:☆☆☆★ グレイ度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆