2011年9月24日(土) 19:00~ TOHOシネマズみゆき座
料金:1000円


ストリート・オブ・ファイヤー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD



『第二回 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本』公式サイト

TOHOシネマズの『午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本』の赤の50本のひとつ。

昨年上映されていた赤の50本だが、本作はラインから外れていた。版権の関係か何か知らないが、何かの作品が抜けて、本作が入った。
世界で一番好きな映画の一つ(一番じゃないか)であり、何回観たか定かでない。「男たちの挽歌」よりも「雨に唄えば」よりも「カサブランカ」よりも観ている。映画館では、今は無き飯田橋の佳作座で、「フットルース」との二本立てで観た時以来のわずか2回目。その他は、海の向こうで買ったビデオとレーザーディスク。それで50回くらい。

冒頭’Rock'n Roll Fable’’Another Time, Another Place'の文字から

で、
直後、レイヴン(若き日のウィレム・デフォー先生。この頃から強烈なキャラだ!)の’Go!'の声で、ボンバーズがエレン・エイムを攫い、
コーディーの姉ちゃんが、コーディーにヘルプの手紙を書き、
帰ってきたコーディーが姉ちゃんのダイナーの店で乱闘。「ゴッド・ギャンブラー」で、チョウ・ユンファがパロった、ナイフを奪ってビンタ、ナイフ返すの繰り返し。

飛んで
マッコイに殴り倒されるその後の大統領であるバーテンダー(ビル・プルマン)

終わりのほうまで飛んで
コーディーに殴り倒されたレイヴン。'Get out of here!'とか何とか叫んで、レイヴンを連れて引き上げる潔いボンバーズのNo.2。

飛んで
「俺は、お前のかばん持ちにはなれないが」、'If you need me for something, I'll be there.'とかぬかすコーディーのカッコいい台詞。

そのシーン中のソレルズのステージ。


劇中の最後の曲。


で、最後のマッコイとの掛け合い。
「乗りな。」「いよいよチャンス到来か。」「言ったろう。好みじゃないんだ。」

などなど、すべてが素晴らしい。エレン・エイムにくっついて来るチンチクリンな姉ちゃんでさえ。

ダイアン・レインは口パクであるが、そんなことはどうでもいい。

唯一の欠点は、戸田奈津子の字幕に、いくつか許せない意訳があったこと。
特に、'Tonight is what it means to be young'を「青春を爆発させよう。」とか意味不明な訳にしていやがる。
歌の日本語タイトル「今夜は青春」のほうが、よっぽど意味を正しく伝えているぞ。

上映終了後、一人だけ拍手していた。追随しなくて御免よ。

公開当時キネマ旬報で、その年の読者が選ぶ作品第一位に輝いた。「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」を押さえてだ。
評論家の選出では7位。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「ライトスタッフ」に負け。
俺は、評論家より民間の人を信用する。

お勧め度:☆☆☆☆ ロックンロールの寓話度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆