2011年3月27日(日) 17:30~ キネカ大森2
料金:0円(二本立ての二本目) パンフレット:未確認

「冬の小鳥」公式サイト

連れ子のいる女と再婚した父親に見捨てられ、施設に預けられた少女。いじけて反抗的だったが、少し年上の少女との友情を育み再生、しかし年上の少女が、アメリカ人夫妻の養女になるとまたも、いじけてしまう。が、また再生するという物語。

年上の少女は、最初、主人公を苛める悪役か?と思ったが、大映ドラマや韓国ドラマのような展開は無く、地味で淡々とした映画である。
ハリウッド的だったら、10年後、とかで、アメリカのキャンパスで二人の少女が再会していたりするのだろうな。

凄い人格者というのも出てこない。

強いて言えば、少女の暴走時に尻を叩くなどの折檻をせずに、「ムシャクシャするなら布団を叩きな。」と言った賄いの小母さんが、一番の当たり役か。

唯一の悪役と言える主人公を見捨てる親父、どこかで見た顔と思ったら、名優ソル・ギョングだった。

主人公の少女の笑顔といじけ顔の演技の幅に脱帽。

お勧め度:☆☆☆ 地味度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆