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FLEE フリー [外国映画☆☆☆★]

2022 年6月15日(水) 18:55~ tジョイPRINCE品川シアター4
料金:1000円(障碍者割引)

FLEE フリー
アフガニスタン人の難民で、ゲイという三重苦の男の苦闘話。
『FLEE フリー』公式サイト

ゲイ映画史上、最高の問題作。いや、ゲイは主題じゃないんだけどな。RのほうのFREEのようなお気楽なBL映画(知らんけど)とは異なる謎のデンマーク産のアニメでありドキュメンタリー。ゲイを絶対に許さないと思われるアフガニスタンのお国柄だが、先にストックホルムに逃げ込んでいた長兄は、主人公の弟に意外な行動を取る。「着いて来い」と夜の街に連れて行くのだが、俺は、てっきり娼館に連れていくもんだと思ったが、「これで遊んで来い」と金を渡し、主人公が入ったところは、なんとゲイ・クラブ。えげつないハッテン場ではないようで踊っているだけで、バーテンダーがウィンクしてくる程度のライトな場所だった模様。出川が酷い目にあった場所みたいなものでもない。作中の監督のナレーションでもゲイと言わずにホモという言葉を使っているので、差別あるのかと思ったんだが、やはり世間はLGBTにはかなり差別が無くなっているような感じだが、「バズ・ライトイヤー」のアニメは、中国など、多くの国でゲイ差別を受け、上映禁止になっている模様。
この映画見ると、ロシアの警察の超腐敗ぶりが凄く、共産国家の再生は大変であるなと思う。主人公の脱出はウクライナ航空を利用している。ちょっとタイムリーだな。
苦闘する主人公だが、家族の協力もあり、エンジニアとして、それなりに成功し、母親もナイスガイの2番目の兄貴も、無事に亡命できたとのこと。最後、主人公がゲイの恋人に特に感謝していたのは、少しガッカリだ。やはり男気のある二人の兄貴たちだろう。ラオウとトキのような長兄と次兄。
まあ、今は無事に生活しているようで良かったが、いまだ酷い目にあっている人々も多いのだろうな。が、俺には何もできることはない。ユニセフで貧しい子供たちへの食事と医療の援助をチョビッとだけ行うくらいだ。
お薦め度:☆☆☆★ 貧困度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆★

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