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銀座並木座 [今は亡き映画館]

銀座は並木通りにあった日本映画上映の老舗中の老舗。
並木通りにはバー オーパというバーが存在するのだが、そこで飲んでいると、フィルムの架け替え(20分ほど)の合間に、並木座の館長が飲みに現れる。何度か話をさせて頂いたが、まあ、俺が割と映画好きだということで、他の映画館の招待券とか頂いたが、結局使わなかったな。ごめんよ館長。で、並木座自体には、混んでいそうというのもあり、1回しか伺っていない。t竹中直人の「東京日和」と三谷幸喜の「ラジオの時間」だった。開館の30分前くらいについたが、ギリギリ座れた。「東京日和」は、クソつまらなかったが、「ラジオの時間」には、大爆笑したな。大盛況なので閉館の必要もない気がしたが、契約期間満了かビルの立て直しだった筈。ただ、館長によると、「小津と黒沢は客さんはいるけど、他はそうでもないとのことだった。館長は、成瀬巳喜男が一押しだったかな。その後、銀座シネパトスで拝見しました。
銀座並木座.jpg
銀座シネパトス
カルトな日本映画の2本立てで、かなりお世話になった。ねずみが徘徊する劇場。怪しい銀座の半地下、そこの汚い店だが美味そうに見えたとんかつ食いたかったな。この劇場、もとは、銀座地球座とかいう洋ピン専門館だった筈。昔は、松竹セントラルと銀座松竹と同じ建物に銀座ロキシーという洋ピンもあり、丸の地東映(東映の本社ビル)にも丸の内東映パラスだとか、新宿の東急会館でも新宿東急も洋ピン専門だった。洋ピンも、その昔300人以上の座席の映画館で上映していたんだよな。東映と東急は、洋ピンの合間に際物映画で当時の中学生の客を動員する。「悪魔のいけにえ」「スナッフ」を観て自慢していた連中がいたな。そいつらのお土産は、洋ピンのチラシ。
俺たちがスーパーマン観るために丸の内ピカデリー(旧館)に並んでいるとき、左見ると
淫欲夫人.
こんな映画の大看板があるんですぜ。インターネットで中坊もエロ観放題な現代より、ある意味ヤバイ時代でしたな。
タグ:銀座
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