殺戮にいたる病 [書籍]
トマス・ハリスばりの猟奇殺人の話なのだが、本格推理、叙述ミステリーとも言われているように、最後に「えっ!」という仕掛けがある。
猟奇殺人の描写のほうは、トマス・ハリスより気色悪いかもしれない。耐性のある人でないと厳しいか。
「えっ!」という仕掛けに関しては、読み返して見ると色々気がつくのだろう。
最初に読んで変だなと思ったのは、女子高生被害者が犯人に「オジサン」と呼ぶのと、稔が庭に出るのと雅子の目撃の時間が2時間ずれているところ、この二箇所だ。
納得がいかないところも二箇所。43歳の犯人が30歳前後に思われること。しかも大学院生だとか語っていなかったか?そして、最後の最後まで犯人の母親らしき人物が登場した気配がないこと(どうやら、稔視点時のページで、母親と会話している?)。そして、43歳になっていきなりオカシクなったのか?
ま、今度、時間軸を整理して読み直してみるか。
殺人シーンに、岡村孝子の歌登場。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」でと同様酷い扱い。いや、これは酷すぎる。
お勧め度:☆☆☆ 猟奇度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆
不当な扱いの曲
この曲も思い出す。(小説とは関係ない)
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