第9地区

2010年4月10日（土）　21：50～　TOHOシネマズ川崎６
料金：1200円（レイトショー料金）　パンフレット：未確認

『第9地区』公式サイト

宇宙船が故障して地球の難民となった宇宙人。
難民を受け入れているのは、南アフリカで居住区はヨハネスブルグに存在。
エビと蔑ずまれて呼ばれる異様な形態の宇宙人は、地球人との争いが絶えないので、ヨハネスブルグより200キロ離れた第10地区に強制移動させようとする。
強制移動担当の多国籍企業のエイリアン課の課長は、宇宙人の謎の液体を不注意から浴びてしまい、宇宙人のDNAが混ざりこみ、徐々に変異してしまう。
所属企業の標本として、すべての人体パーツを切り刻まれそうになった課長は、第9地区に逃げ込むが・・・

こりゃあ、とても面白いでないか。期待していたけど、期待以上だ！
ドキュメンタリーな前半から派手なドラマへのスムーズな移行。
見たことも無い役者たちなので、物語に一種真実味を与える。
かなりの迫力の銃撃戦。
次から次へと事件が発生し、テンポ良く話が進ので、まったくダレるところがない。

エビというか虫みたいな宇宙人は、粘り気が感じられて、とても気色悪いのだが、徐々に慣れてくるから不思議なものだ。最後まで愛着はわかないけど。子供宇宙人は、可愛くないし。

課長の変異していく様が、「ザ・フライ」みたいに粘着質に描かれるかと思いきや、とりあえず腕と目がほんの少しだけだった。安心したような残念なような。

宇宙人の武器による人体の損壊は、過去最大級だ。さすがは、ピーター・ジャクソンの製作。

課長と宇宙人には友情らしきものが芽生え、宇宙人は約束をするのだが、その約束を守るために戻ってくるのだろうか。

エビの好物が猫缶というのは笑える。
謎の液体は燃料なのだが、何故それを浴びると感染して、変異しはじめるのだろう。
予告編にあったシーンが本編になかった。

お勧め度：☆☆☆★　人体損壊度：☆☆☆☆　俺度：☆☆☆☆








宇宙人との友情と言えば。観ていないけど。

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映画データ
英題： DISTRICT 9
製作年： 2009年
製作国： アメリカ
日本公開： 2010年4月10日
(丸の内ピカデリー ほか)
上映時間： 1時間51分
配給： ワーナー・ブラザース映画 /ギャガ・コミュニケーションズ
カラー/ビスタサイズ

スタッフ
監督・脚本： ニール・ブロンカンプ
脚本： テリー・タッチェル
製作： ピーター・ジャクソン
音楽： クリントン・ショーター

キャスト
シャールト・コプリー
デヴィッド・ジェームズ
他

タグ：SF映画

コメント 16

こんにちは。
自分も見ました。
面白かったですねー。
いろいろな要素が混ざってるんですが、
非常にスムーズに展開してて、もう夢中で見てましたよ。

一つ気になったことが・・・　　実は、親子連れがこの映画を見に来てたんです。小学生の子供をつれて。
しかも、店員の制止を振り切って、親子３人見てたのですが、さぁ、どうなったんでしょうか。
ポスターなどがポップな感じなので、間違って入ってくる人も多いんじゃないかなぁ。

by 亮 (2010-04-11 15:09) 

こんにちは～＾＾
面白かったですよね。
私もダレルことなく引き込まれました。
「ザ・フライ」思い出しましたね～。
私は高校生の時に「ザ・フライ」を見に行って、
ちょとトラウマ残りました＾＾；
↑上の亮さんのコメントにあるお子様たち・・・。
トラウマにならない事を祈ります＾＾；
by てくてく (2010-04-11 17:06) 

こんばんわ！
え。この映画、面白かったんですね～。
実は友達から試写会に誘われたんですが、残業になりそうだったし。
よく知らない映画だったので、断ってしまいました。、
頑張って仕事を終わらせて、行けばよかったです＾＾；
by ももね (2010-04-11 20:44) 

＞亮さん
Rとかでないですよね。何で店員が制止したのでしょうか。
ま、ケムール人が怖かった幼少の頃のわたしにも、本作は厳しかったかもしれません。今は、ケムール人はセンス・オブ・ワンダーの塊だと思っていますけど。

＞てくてくさん
「ザ・フライ」は、ちたないですからね。ジェフ・ゴールドブルムの変身前の顔もインパクトありましたし。出産シーンの悪夢がまさに悪夢でした。

＞ももねさん
面白いですよ。1300円までなら十分価値があります。1800円は微妙ですが。

by バラサ☆バラサ (2010-04-12 01:21) 

失礼しています。
このたびはコメントありがとうございました。

確かにエビの宇宙人と言ったら「ビラ星人」ですよね。エイとエビ足したような造形ですし。
ただ『第９地区』の難民エイリアンの感じは、円谷プロでは「バルタン星人」が近いのかな？と私は思いました。
確かあの話のラストって、二〇〇〇〇〇〇〇〇〇人くらいいた難民（？）のバルタン星人を、ウルトラマンがまとめて殺しちゃうんですよね。
もうどっちが正義のヒーローか分からないような凄まじさを感じた覚えがあります。

私はあの宇宙人は愛嬌があってけっこう好きでした。
by ゴーダイ (2010-04-12 03:07) 

この映画笑いました〜☆　おもしろかったw
＞予告編にあったシーンが本編になかった。
あ。取り調べみたいなシーン？？？
たしかに、なかったかも。
by ジジョ (2010-04-14 02:26) 

こんにちは。
グロかったけど面白かったです。
エイリアンの造形はエビっていうより虫っぽくてちょっとイヤでしたけど。
かなりヒットしましたから「蠅男」みたいに
続編作られるんでしょうか。（「第１０地区」？）
そしたら主人公はクリストファーか息子かな。
by キキ (2010-04-15 08:06) 

＞ゴーダイさん
ビラ星人は、顔が平べったいので、エイな感じですよね。
虫みたいなので、セミ人間がベースのバルタンのイメージもありますが、バルタンにはヌメリ感はありませんでしたね。
大量に死亡する宇宙人といえば、ペガッサ星人の悲劇を思い出します。

＞ジジョさん
その取調べみたいなシーンです。「帰りたい」とか言っていた。

＞キキさん
第10地区は作られると思います。
約束をはたしに来るのか。

by バラサ☆バラサ (2010-04-18 02:31) 

こんばんは。
これは私にはキツかったです～
面白くてというか圧倒されて最後まで見入ったのですけど
観終った時、本当に心身ともに消耗した～という気持ちでした(^_^;)
でも、腕とか飛ぶのにPG12ですよね☆
by non_0101 (2010-04-18 20:37) 

＞non_0101さん
きつかったですか。
レイティングは低かったかもしれませんね。

この後に何か観るのは体力が続かないかも。

by バラサ☆バラサ (2010-04-19 02:39) 

まさに期待以上の内容で面白かったです。

＞戻ってくるのだろうか
「第１０地区」はぜひとも作って欲しいですね。

＞宇宙人との友情と言えば
私も「第５惑星」は観たことないですが、「エイリアン・ネイション」を思い出しました。
by hash (2010-04-24 21:30) 

＞hashさん

「エイリアン・ネイション」もありましたね。先日、深夜に放送していました。

by バラサ☆バラサ (2010-04-25 03:44) 

こんにちは。
私も先週観たのですが「エイリアンネイション」を期待していたので衝撃でした。ラストショットに悲壮感というか哀愁を感じました。３年後帰ってきたら？続編ではスピルバーグあたりが「宇宙戦争２」的な続編を作ってくれたら？と期待しています。（笑；）
by Yakoha (2010-05-10 23:10) 

＞Yakohaさん

「宇宙戦争」と仰るからには、クリストファーが船団を率いて地球に攻め込むのを期待しています？

あのエビの顔だと「エイリアンネイション」は、かなり厳しいですよね。
by バラサ☆バラサ (2010-05-12 05:08) 

ＴＢ＆コメントさせてもらっちゃいますねぇ～。
　おお・・・本当だ。取り調べのシーンがない！
しっかりチェックしてらっしゃいますねぇ。
私はこの映画は微妙に感じましたので、次作があれば、
その際、最終評価したいですね。

　逃げたエビが大群を連れてきて、ヴィカスエビがそれを止める・・・
っていう妥当なシナリオでしょうか？
今度はエイリアンを殺しまくることになるのか（爆
ヴィカスは最終形態でコウモリに変身しましたとさ（チャンチャン

by oguogu (2010-11-17 23:35) 

＞oguoguさん

残ったエビを救いに、エビ軍団が地球人を抹殺に走るのだが、クリストファーとエビ課長の活躍で平和が戻るというのが予想されますが、もっと変な話のほうが望まれます。

ただ、続編移行で面白いというのは、「エイリアン」「ターミネーター」「ボーンなんとか」「男たちの挽歌」くらいなので、無理に作らなくても、わたしとしてはかまいません。
by バラサ☆バラサ (2010-11-18 17:28)