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Plan 9 from Outer Space [外国映画☆]

2010年2月28日(日) DVD


プラン9・フロム・アウター・スペース 新訳版 [DVD]

プラン9・フロム・アウター・スペース 新訳版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 有限会社フォワード
  • メディア: DVD



日本語字幕付が500円で出ているが、俺の見たのはこれ。
Plan 9 from outer space.jpg
Amazon.comで1000円くらいで買った。ボーナス・トラックに何とジョニー・デップのインタビューが収録。3分くらいだけど。

史上最低監督の史上最低映画というと、バカ映画で楽しそうな誤解を与えかねないが、これは単なる才能の無い男が作った駄作だ。つまらなくて眠いの何の。

安い飲み屋にあるような灰皿を逆さにしたような円盤が、地球に襲来をかけ、死体を蘇らせ近所を徘徊させ、近所の奥さんを拉致しようとする。宇宙人は、隊長と手下の三人で、蘇る死体も三体、闘う地球人も三人と「デビルマン」の亀戸みたいな舞台よりスケールが小さい。
灰皿型円盤

闘う地球人の一人の民間機の機長らしき男、客席とはカーテンで仕切られているだけで、操縦桿は玩具のハンドルみたいな飛行機を飛ばしている。

円盤のセットには机とステレオアンプみたいな機械しか置かれていない。それが母艦のセットも同じ。

円盤を撃退しようと米軍が奮闘するが、戦闘場面はどこかの記録映画の引用で、映画の役者は白いバック(スタジオか?)で上半身アップ、双眼鏡で斜めに見上げる。戦闘場面と役者が交互に映るだけ。

死体が近所を徘徊するシーンが、夜のはずなのだが、昼になったり、また夜になったり忙しい。まるで「デビルマン」の雨が降っていたのに、いきなり晴れているところに通じる。

死体は電波か何かで操作するのだが、機械を止まると静止する。しかし、トー・ジョンソンのおっさんは、止まったとたん瞬目をしている。取り直しする予算もないのか。
トー・ジョンソン

後半に宇宙人の演説が延々と続くので、ゴダールの「小さな兵隊」を思い出した。エド・ウッドはゴダールに影響を与えたのか?さすがだ。

歩く死体は、光線が途切れると骨になるのだが、ヴァンパイラはどこかに行ってしまったのか、骨は見つかっていない。

数人でつっこんで見ると面白い映画だという説があるが、よっぽど酒を飲んでからでないと、そうは思えない。

英語だが解説が充実しているサイト

お勧め度:☆ 最低度:☆☆☆☆ 俺度:☆★




本編


エド・ウッドの解説その1。なかなか判りやすい英語だ。

エド・ウッドの解説その2。



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コメント 2

inuneko

バラサ☆バラサさまのレビューを拝見してる分には笑っちゃうほどおもしろいんですけど!
勇気がないから現物には近づかずにおきます!
by inuneko (2010-03-06 23:27) 

バラサ☆バラサ

>inunekoさん

本当にツマラナイので、近づかないほうが賢明です。


by バラサ☆バラサ (2010-03-08 01:54) 

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