押入れのちよ [書籍]
二流の人間が奮闘するユーモア小説が得意と思われる荻原浩だが、スリラー、サスペンスな小説も書いている。そんな中でこれは、ホラーの短編集。ホラーと言っても、Gentle Gohst Storyと言われる温かい作品あり、ブラックコメディな作品ありで、バラエティに富んでいる。
収録作と短評。☆印がお勧め。
「お母さまのロシアのスープ」
童話仕立てのダークファンタジー?オチのために話を引っ張っているだけ?
「コール」☆
泣けるホラー系。
「押入れのちよ」☆
表題作。ほのぼの系。明治生まれの12歳の幽霊。
「老猫」
とりつかれているのか?
「殺意のレシピ」
ブラックコメディ。
「介護の鬼」
スプラッタ?内臓でなく排泄物だけど。
「予期せぬ訪問者」☆
ブラックコメディ。
「木下闇」
神隠しかと思ったら。
「しんちゃんの自転車」
泣けるホラー?ちょっと微妙。
荻原浩、ユーモア系の長編のほうが面白いや。
お勧め度:☆☆★ 怖い度:☆ 俺度:☆☆★
↓スリラー。グイグイ読ませるが、オチはいまいち。
↓デビュー作?三流広告代理店の話。村おこし。まあまあ。
↓役人が村にテーマパークを作るのに奮闘。かなり面白い。
↓顧客苦情処理係のサラリーマン。傑作。
↓三流広告代理店の続編。ヤクザにCI?まあまあ面白い。
↓スリラー。「噂」より面白い。
↓タイムスリップ、人格入れ替わり。最も映画にし易そうな話。
て、ドラマになっているでないか。↓
タグ:荻原浩
押入れのちよ 、読みました。
ショートだから、時間の合間合間に読めて楽しめました。
by ぴーすけ君 (2009-04-15 08:18)
>ぴーすけ君さん
短編は合間に読めるからいいですよね。
長編で途中で読むの放棄したものがいくつあることか・・・
by バラサ☆バラサ (2009-04-16 01:24)